第11回
外装部品
Sのウインドスクリーン。上端が跳ね上がっており、意外に防風性が高い。Sの低めの乗車視点ではスクリーンの上越しに前方を見ることになる。

Sのウインドスクリーン。上端が跳ね上がっており、意外に防風性が高い。Sの低めの乗車視点ではスクリーンの上越しに前方を見ることになる。

K1200 系と同じくアルミツインチューブフレーム採用。材質こそ違えど F650GS 系も同じ。車体関係全般に言えることだが、軽量化に徹した設計ならトータルで 20 キロぐらいは軽く造れそうだ。

去る5月20日、袖ヶ浦フォレストレースウェイにて BMW Motorrad 首都圏ディーラーネットワークが主催するメトロサーキットミーティングが開催されました。

シート。調整機能は無い。本国でのオプションである 790 ミリのローシートが日本仕様での標準。820 ミリの標準シートはオプション。

フューエルタンクはFでおなじみの位置。総容量 16L。F650GS の 17.3L より減少したのが興味深いところ。

Sのハンドル廻り。アルミ鋳造製のトップブリッジにスチールパイプのハンドルバーがボルトオンされている K1200S や R1200S と同じ手法。

ブレーキマスター。メーカーははっきりしなかったが、たぶんマグラ社製。口径は 15 ミリ。レバーにはクラッチ側と同じ造りのアジャスターが付く。

スイングアームは片持ち。20年以上の歴史を持つ、もはや BMW の伝統である。なかなか凝った造形。もちろんアルミ製である。

ST のホイール。スピード・ホイール・デザインと呼称される、R1200RT・ST や K1200R と同じカタチ。17インチの幅 5.5インチ。

クラッチレバー根元のダイヤルはレバー位置と引きしろの調整用。遊びの調整はレリーズ側で行う。

集合部までが結構長いエキゾーストパイプ。近年の BMW のセオリー通り、無垢のステンレスである。

新車到着。木枠を壊してバイクを引き出し、整備と点検をしながら走行可能状態にセットアップしていく。ごらんの通り前輪が付いているのでとりあえずの開梱が楽だ。

F800S / F800ST は、BMW BIKES VOL.37、GS は BMW BIKES VOL.44で詳細なインプレッションを紹介しているので、細かい表現を避け、要点だけまとめたい。

メーターは上下二段式。基本的に S / ST と同じだが、文字盤のデザインを変えている。レッドゾーンは 8500 回転から始まる。

ヘッドライトは GS と同じもの。大きい方がロービームで常時点灯。ハイビーム時は二灯同時点灯となるので、非常に明るい。バルブはハイ/ローともに H7 ハロゲン

BMW バイク各車種用に向けてオリジナルパーツを多数展開しているササキスポーツクラブから、フラッグシップモデルの K1600GTL 用のフルエキゾーストマフラーがリリースされた。

BMW バイク各車種用に向けてオリジナルパーツを多数展開しているササキスポーツクラブから、K1600GTL 用のフルエキゾーストマフラーが登場。造り手のこだわりや苦労と、実際に乗ってみてのインプレッションをご紹介 します。

フューエルタンクはおなじみの位置。S / ST と同じ総容量 16L。残量 2L で警告灯が点く。ポンプやフィルター。残量測定ユニットなどは一カ所に集中され、タンクを外すことなくメインテナンスできる。

バッテリーはシールドタイプのため、定期的な充電以外はメンテナンスフリー。外すのは交換時ぐらい。寿命について諸説あるが、経験上2~4年くらいか。

これは S / ST のステップ。中空のラバーが張られ、振動を軽減している。タンデム側も同様。Rのステップはアルミの無垢。S / ST と互換性があるので、好みで付け替えてもいいだろう。

シート。調整機能は無い。標準シートは 800mm の高さ。オプションで 775mm のローシートと 825mm のハイシートが用意される。

Gシリーズの一員として2008年にラインナップに加わった、排気量 449.5cc のシングルエンジンを搭載する純粋なエンデューロマシン。競技用車輌に保安部品を装備しただけのレーシングモデル。高いトラクションを生む、革新的なフレームとスイングアームのレイアウトが大きな特徴のひとつ。

クラッチの駆動はケーブル式。操作は非常に軽く、好感が持てる。遊びの調整はクランクケース右のアジャスターで行なう。

やや幅広のアルミ製パイプハンドルを採用。切れ角は 64 度。GS のようにラバーブッシュを介さず、トッププリッジに直接クランプされる。
